投資信託を始めたいと思っているが、始め方がわからない。。。
そもそもどこで買えばよいのだろう。
損しないために知っておくべきことは何だろうか。
選び方・買い方も全然わかりません。
こんな疑問に答えます。
私は、現在、投資歴12年でSBI, 楽天, マネックス証券に口座を持ち資産運用中です。実績としては12年の平均年率で8%以上を達成しております。
投資信託を始める手順は3ステップ
始める手順は3ステップです。最初に概要を書くと次のようになります。
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1証券会社に口座開設
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2ポートフォリオを決める
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3銘柄選定、購入
かなり簡単に書きましたが、これが流れです。手順をもう少し詳しく解説していきます。
手順① 証券会社に口座開設
おすすめは下記の3社で、基本はどれかひとつでOKです。
(2) 楽天証券 ・・・ 同上かつポイント投資ができる(楽天ユーザー)
(3) マネックス証券・・・銘柄分析ツールが高性能
個人的にはSBI証券もしくは楽天証券がおすすめ。
売買手数量が業界最低水準かつ取り扱い銘柄数が業界最高水準だからです。
比較表をざっくりまとめましたので参考まで。
取扱銘柄数 |
税込手数料 10万約定基準 |
口座開設実績 | 特徴コメント | 人気度 | |
SBI証券 | 2,698本 | 99円 | 500万口座 | 業界No.1の口座数実績。銘柄数・手数料ともに業界最良水準。 | ★★★★★ |
楽天証券 | 2,650本 | 99円 | 400万口座 | 人気急上昇中。銘柄数・手数料がSBIと同等。楽天ポイントとの連携良好。 | ★★★★★ |
マネックス証券 | 1170本 | 110円 | 180万口座 | 老舗の証券会社。分析ツールが高性能。 | ★★★☆☆ |
私はSBI証券をメインに使用しておりますが、普段、楽天ECサイトで買い物している方は楽天証券もおススメです。
貯まったポイントを有効にポイント投資することができます。
ちなみに口座開設はどの証券会社も無料です。
補足として、たまに証券会社ではなく、「銀行で投資信託を買うのはどうですか」と聞かれますが、あまりお勧めできません。
理由は、証券口座に比べて手数料(購入時や保有時)が高くなりがちだからです。
対面販売の銀行員のコスト負担を考えれば、わかりやすいですね。。
「銀行員と仲良くしており、付き合いのため買う」とかであれば、否定はしませんが。。。
手順② ポートフォリオを決める
証券口座を開設したら、次は自分のポートフォリオを決めます。
少し難しいですが、ポートフォリオとは「株、債券、現金などの保有割合(バランス)」をいいます。
この割合を守って投資していくことで、リスクを極力抑えながら運用していくことが可能です。(⇒ 極端な損失発生を減らせます)
例えば、次の例を考えてみましょう。
ポートフォリオB: 株式-連動投資信託 50%, 元本保証-投資信託 50%
仮にAの場合、相場が急落して株価が半減すると 90/2+10% ⇒ 55%に資産が目減りしますがBの場合は、50/2+50 ⇒ 75%に抑えられます。
しかし一方で、リスク商品の割合を減らし過ぎると、時間を味方につけた資産成長のメリットが得られにくいです。
もし5年以上、投資を継続する前提であれば、70%/30%のようにリスク商品が高めでもよいです。
例え、株式が下落する一年があったとしても、世界経済が成長する限り、トータルではプラスになっていくからです。
慣れるまでは、決めたポートフォリオを守りながら、機械的に買い増していくとよいでしょう。
手順③ 銘柄選定・購入・運用
ポートフォリオを設定したら、リスク商品の銘柄選定を行います。
選ぶポイントは2つです。
1.
2.
まずは、「購入手数料が0のファンド(ノーロード)」、「信託報酬は0.1%以下のファンド」を選ぶことが基本です。
長期で運用するほど、このコスト差は運用結果に大きな影響を与えるからです。
信託報酬0.1%以下となると、ほとんどがETF(上場投資信託)という選択肢になりますが、この中から選ぶとよいでしょう。
(ETFの中で0.1%以下でも100種ぐらいありますが)
次に、運用実績としては、「10年以上存続しているファンド」、「10年以上の平均年率リターンで良好なファンド」を選ぶようにします。
日々、新たなファンドが生まれてくる中で、長いあいだ存続して良好なリターンを挙げているファンドは、信頼性が高いと言えます。
この2点を考慮し、しっかり比較しましょう。
ちなみに私は、iShares S&P 500 Index (略称:IVV)というETFを長期保有しています。
他にも略称VOO, VGLT, VT, VEUなども候補になるかと思います。是非、比較してみてください。
<補足>
※ SBI証券、楽天証券ですとIVV等は「外国株式」に分類されていますが、これもETF(上場投資信託)という種類の投資信託です。
コスト・実績の2点で選定すれば、良好なファンドといえるので、自分の納得いくものを選んでOKです。
では実際に購入し運用しましょう。
購入時のPC操作のような細かい話は、証券会社に任せるとして購入・運用のフロー概略について説明します。
フロー2、 ポートフォリオに従って、決めておいた銘柄を購入
フロー3、 半年に一回もしくは一年に一回、リバランスを実施
○例えば、「月3万投資」、「ポートフォリオのリスクETF:元本保証ETF= 7:3」の場合は下記です。
・半年間、これで積み立てて行き、半年後に7:3になるように全体のポートフォリオを調整する(これをリバランスといいます)。
リバランスの方法としては、リスクETF価格が増加して、例えば、8:2になった場合は、7:3に戻すように 少しリスクETFを売却し、その分元本保証ETFを買い増します。
一方で6:4になっていた場合、その逆の操作を行えばOKです。その後、7:3での購入をまた継続していきます。
これの繰り返しです。
○ NISAで行った方がよい?
基本的に、投資額が少額のうちは行った方がよいかと思います。
NISAは投資枠が限られますが、売却利益や配当金が非課税になるため有用です。
デメリットは、特定口座や一般口座と損益通算できないことくらいでしょうか。
ただ、1人1口座までなのでどの証券口座にするか、考えて決めましょう(少し手間がかかりますが、後に変更することも可能です)。
○「自動積み立て」と「自分でスポット購入」はどちらがよい?
自動積み立ては購入するタイミングを決める必要ないので 手間をあまりかけたくない人にとってよいでしょう。
ただし、つみたてNISAの商品は、取扱商品が少なく、信託報酬も高めなのでその点は注意が必要です。 (年間の投資額上限は40万円まで)
スポット購入は手間が増えますが、自分でタイミングを決めたい人に適正です(NISAの年間投資額上限は120万円)。
私のおすすめは、6ヶ月に一回、ポートフォリオを維持するように投資する手法です。 (会社員なら年に2回でるボーナスから拠出するイメージ)
この方法だと、「毎月購入」のような手間を軽減でき、かつ、購入時にポートフォリオを維持するように投資することでリバランス効果が得られます。
つまり、購入と同時にリバランスされるので、改めてリバランスする手間もありません。
選択肢のひとつとして検討してみてください。
結論としては、自分の好み・状況等を考えて運用方法を選びましょう。
○ IDECOってどうなの?
メリットとデメリットは下記です。
<メリット> 購入分の全額所得控除が可能 ⇒ 給与収入・事業収入の税金が安くなる
<デメリット> 60歳まで引き出せない
上記がNISAにはないメリット・デメリットです。
私は、IDECOは実施しておりませんが、60歳まで引き出す必要はないと感じている人は、有用だと思います。
計算すればわかりますが、税率が20%の人であれば、1年目の利回りは実質20%上昇分の効果が得られます。(2年目以降は通常の投資信託に戻りますが。。。)
以上、手順を解説しました。
まとめ
投資は適切な方法で行えば、決して怖いものではありません。早めにスタートし、コツコツ行えば、将来大きな利益となって帰ってきます。
自分の未来、家族の未来のためにも始めましょう。
それでは、素敵な投資ライフを!
手順①
手順②
手順③