投資信託

投資は副業になる?【ならない理由とおすすめ投資先】

2020年12月3日

本業だけの収入だと将来が不安。。

投資を始めたいが「副業」にならないだろうか。。

勤め先を解雇されたらどうしよう。。

そんな極端な不安を抱えている方もいるかと思いますが、どうかご安心ください。

結論として、金融投資は副業になりません。公務員も会社員もどちらもです。

今回の記事ではその理由と注意すべきポイント、そしておすすめの投資先をご紹介していきます。





申し遅れましたが、私は 会社員をしながら金融投資を12年間行っている者です。

会社に入社したての頃は、労務規定や確定申告などの知識にが乏しく、投資で利益を得たら、会社から何か言われるのではないかとビクビクしていました。

そんな不安を感じている方は、是非とも本記事を読んで不安を払拭してください。


投資が副業にならない理由

もう一度いいますが金融投資は副業になりません。

なぜなら、法人と雇用契約を結ぶわけでも開業届を出して個人事業を行うわけでもないので「業」として見なされないからです。

例え、いくら利益を出したとしてもあくまで資産運用の位置づけになります。

法的な根拠としても金融投資を副業として見なす民法や労働基準法は存在しません。

従って会社員であれば、各企業の就業規則によることになりますが、現時点で金融投資を副業として定義する就業規則の例は皆無といってよいでしょう。

裁判で副業として判断された判例も存在しないのです。

一方で公務員の場合は副業禁止規則がありますが、国家公務員法103, 104条や地方公務員法38条は、他の団体に所属したり自らが企業運営することを禁じているだけであり、資産運用としての金融投資はこれに該当しません。

従って会社員も公務員も金融投資は副業に当たらないです。

※ただし、本業や公務に支障がでる行為は懲戒の対象になるので注意です(例えば、就業時間内に株取引を行うなど。当然ですが。。。)。


職場にバレたくない人向けの対策

投資が副業に当たらないといっても、会社には不必要に言わない方が無難です。

会社にバレづらくするには、下記を行ってください。


NISA口座もしく特定口座(源泉徴収あり)で取引する

投資で利益が出たときに気になるのが税金ですよね。

原則的には投資で利益が出た場合は、20%程度の税金を納める必要が生じて確定申告する必要があります。

通常は、何も気に留めずに確定申告すると「特別徴収」という徴収方式が適用され、市町村から会社に住民税の調整のお知らせが行ってしまい、会社に投資を行っていることがバレてしまうのです。

これを防ぐために、投資の取引はNISA口座もしくは特定口座(源泉徴収あり)で行うようにしましょう。

NISA口座は非課税口座なので利益が出ても税金が発生しません。よって確定申告する必要も会社に連絡がいくこともありません。

特定口座(源泉徴収あり)で利益が出た場合は、税金が発生しますが、証券会社があなたの代わりに税金を納めてくれるので、あなた自身が確定申告する必要も会社に連絡がいくこともありません。


確定申告する場合は普通徴収を選択

上記のNISA口座もしくは特定口座(源泉徴収あり)を選択すれば、確定申告する必要はありませんが、なんらかの事情で確定申告する際に備えてもう一つ対策を知っておいてください。

確定申告する際に、記入項目に徴収方式の選択欄がありますが、これを「普通徴収」チェックを入れるだけです。

こうすると住民税の通知が会社には行かずに、自分の住所に届くので自分で納税するだけになります。

こうすれば確定申告した際にも会社バレを防げます。


勤め先で金融投資のことをしゃべらない

職場の人にべらべら喋るのはおすすめしません。

職場の中では、必ずしも金融投資に理解ある人だけではないからです。

場合によっては「あの人は本気で本業をやらない人だ」などの妬みを生んでしまう場合もあるでしょう。

不必要には喋らないようにしましょう。


おすすめの投資先2選

最後にこれから投資を始める方におすすめ投資先を2つお伝えします。


金融投資に時間をあまりかけなくない人

投資で得られる利益がそこそこでもいい。

だけど、ある程度の再現性があって初心者にも最適な投資方法はないの?

そんな方向けに強くおすすめするのがインデックス投資です。

長期で保有することを前提にすれば、平均年率6%などは現実的な数値です。

株がパッケージになった上場投資信託が代表例で、設定された企業群の時価総額に連動する投資商品です。

メリットとしては

①始めるための勉強量はわずか
②手間がほとんどかからない
③良好な利回り
④分散されておりリスクが高い

などです。

具体的な銘柄でおすすめなのは、ティッカー(銘柄を識別する略称)がVT, VTIやIVVなどですね。

運用年数も20年超で長期で運用することを前提にて投資すれば、かなりうまくいくでしょう。

※インデックス投資についてもっと詳しく知りたい人は別記事を参考にしてください。


金融投資の勉強に時間を割ける人

投資をこれから時間をかけて勉強したいと考えている人、企業分析を行うことや企業サービスを体験するのが好きな人は個別株の中長期投資がおすすめです。  

インデックス投資に比べて手間がかかったり、株価変動が大きかったりとデメリットはありますが、企業分析をしっかり行って投資すれば、長期的な損失リスクはインデックス投資よりもむしろ少なくなります。

平均年率10%以上を10年以上にわたって達成している人も多くいるのが実情です。

ただし、企業分析が甘いまま、中途半端に個別株投資に手を出すと大きな損失を出すのも事実なので注意しましょう。

成長性の高い企業を割安で購入できるように企業評価できる技術が必要になります。

それを体得するために時間をかけて勉強するのがが苦にならないのであれば個別株の中長期投資を是非おすすめします。

勉強方法についても別記事で詳しく説明していますので参考にしてください。


まとめ

投資が副業にならない理由、バレないための対策、おすすめの投資先2つをご紹介しました。

投資は資産運用であり、副業にはなりません。

本業をきちんと行っている限りは、プライベートで何をしようと本人の自由なのです。

投資は堅実に行えば、あなたの資産を少しづつですが、増やしてくれる武器となるでしょう。

是非、一度勉強してみて自分に合うか確認することをお薦めします。

本記事が少しでも読者の役に立ったら幸いです。


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