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おすすめの元本保証-投資先【元本保証に近いideco銘柄と他の商品】

2020年12月1日

投資初心者の方に多いですが、金融投資が怖い人は''元本保証''に軸足をおいて投資をしたいと思う方もたくさんいるかと思います。

今回はそんな方向けに

「元本保証の投資先は何がある?」

「元本保証のおすすめのidecoやnisa銘柄は?」

に回答していきます。


かくいう私も12年前の投資開始時点では、投資が怖くて「元本保証」の投資からスタートしました。

今では適切なリスクの取り方をきちんと理解しているので、金融資産に占めるリスク商品は7~8割の状態が続いていますが、一部は元本保証に近い金融商品を今も保有しています。

幸運にも元本保証に近いと認識している銘柄に関しては、元本割れした経験はありません。

そんな私からおすすめできる金融商品などをご紹介していきます。





初めにお伝えしておくと完全な元本保証の商品はこの世にありません。

例えば、銀行預金でさえも銀行が破綻した場合は、通常は1000万円以下であれば預金保険機構から全額補償されますが、日本という国がデフォルト(債務不履行)に陥った場合は保証されません(その可能性は限りなく0に近いですが)。

要するにイチャモンをつけようものなら完全な元本保証の商品など、この世にないのです。

そこで本記事では、元本保証に限りなく近い商品という意味でご紹介していきます。


元本保証に近い投資対象

定期預金

まずは皆さんご存じの定期預金です。

先程申し上げたとおり、1000万までであれば基本的に銀行が破綻しても全額返ってきます。

金利は都市銀行で0.002%(満期10年)、ネット銀行で0.02~0.20%、一部の外資銀行で0.25%といった具合です。

金利や利便性を考慮するとネット銀行が無難ですね。

デメリットは基本的には満期まで資金が拘束されることです(「流動性が低い」といいます)。

途中解約もできますが、ペナルティとして利率が当初よりも減額される場合がほとんどです。

満期まで資金拘束されますが、金利が0.02~0.20%で満足できる方にはおすすめです。


☑楽天銀行の普通預金

定期預金では資金拘束されますが、普通預金だといつでも引き出せる分、金利が低くなりがちです。

通常の銀行の普通預金では、0.001~0.002%が相場でしょう。

そこで普通預金口座としては楽天銀行をおすすめします。

楽天銀行であれば、一定の条件を満たすことでで普通預金の金利が0.1%になります。

条件として楽天証券も開設し、楽天銀行と楽天証券の資金移動を簡単にする「マネーブリッジ」というサービスを利用することが条件です。

サービスを利用するといっても、楽天証券および楽天銀行を開設して設定するだけで、口座開設手数料も維持手数料も無料です。

手続きされすれば、後はやることはありません。

流動性を維持したまま、0.1%の金利で満足されるなら、是非検討してみてください。


国債

国債は各国の政府が発行する債券なので、その国が財政破綻さえしなければ元本は保証されます。

そしてムーディーズやS&Pで最高ランクの格付けであれば、当面は財政破綻する可能性は0とみなせるでしょう。

シンガポールやノルウェーだと現状は0.8%以上なので比較的、高利回りですね。

ただし、現地の証券口座やCDP口座を開設する必要があるなど、日本在住だと購入は現実的ではありません。

当時国在住の方以外は選択肢に入らないかと思います。

格付けが少し劣るような一部の国の国債(例えばアメリカ)などは、日本在住でもネット証券口座で購入できます。


財形貯蓄

もし、あなたが会社員であるのなら、使えるか調べてみる価値があるのが「財形貯蓄」です。

財形貯蓄は公的支援制度ですので税金が投入されており、日本が財政破綻しない限りは元本保証と見なせます。

ただし、財形制度を導入している会社の従業員でないと使えません。

会社員なら一度確認してみるとよいでしょう。 財形貯蓄の中でも特におすすめなのが「住宅財形」です。

住宅財形を使用すると会社から3%の利子補給がされることがあるので、これも会社に確認してみてください。

元本保証で利回り3%を実現できる可能性があるので、使えれば大きいです。

ただし、デメリットとして定期預金と同じように資金拘束されること、設定した額を給料天引き時にしか入金できないこと(一度に多くの額を入金できません)、住宅財形であれば住宅関連以外で引き出すと利子に課税されることなど、が挙げられます。

(仮に住宅財形で貯蓄していて、住宅以外の目的に引き出したとしても2%程度の利回りは確保できます)

私も入社から家を購入するまで住宅財形制度を利用していました。


元本保証ではない投資対象

株や投資信託、社債などはリスク商品であることはご存知かと思いますが、意外と元本保証ではないと知られてないのが「貯蓄型保険」です

貯蓄型保険

学資、終身、養老、個人型年金保険などの貯蓄型保険は、残念ながら元本保証ではないので注意が必要です。

保険会社が倒産すると、元本割れする場合が多くあります。

例えば、2000年代に破綻した協栄生命や千代田生命は、顧客から預かった責任準備金はそれぞれ92%, 90%に削減され、予定利率も引き下げられました。

このように、長期で資金を拘束された挙句に10%程度の元本割れを起こしてしまう例があるのです。

もし、これらの貯蓄型保険を使用している方、もしくは利用しようとしている方は、保険会社が倒産したらこのような事態になると想定しておくべきでしょう。


元本保証に近いideco, nisa銘柄

楽天証券、SBI証券で使える元本保証銘柄をピックアップしました。

ideco銘柄

<楽天証券>
みずほDC定期預金(1年)、運用利回り0.002%

<SBI証券>
あおぞらDC定期(1年)、運用利回り0.02%
スルガ確定拠出年金スーパー定期(1年)、運用利回り0.002%
スミセイの積み立て年金(5年)、運用利回り0.005%
第一のつみたて年金(5年)、運用利回り0.045%

2020年12月時点で楽天証券は1銘柄のみ、SBI証券は4銘柄でした。

利回りが一番優れているのはあおぞらDC定期(1年)の0.02%ですね。

ただし、これでも利回り自体は楽天銀行の普通預金を下回りますので、idecoを活用したこと自体の 節税効果に期待した方がよさそうです。


nisa銘柄

元本保証のnisa銘柄はありませんでした。 

基本は株や上場投資信託のリスク商品なので当然といえば当然でしょうか。


まとめ

元本保証の投資商品についてご紹介しました。

資金拘束されてよいなら定期預金の0.25%や利子補給がある場合の財形住宅の3%が最大値といったところです。

流動性を確保したままであれば、楽天銀行の0.1%がおすすめです。

上手に自分に合った元本保証商品を選んでみてください。

本記事が読者に皆様の役に立てれば幸いです。


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