長期投資って何がいいの?
メリットとデメリットが良くわからない。。。
どんな金融商品があるのかな。。。
そんな疑問に、証券投資で短期も長期も経験した私が解説いたします。
目次
長期投資のメリットデメリットを解説
① 手間がかからない
② 初心者にも行いやすい
③ 長期的にリターンが得られやすい
④ リスクをコントロールしやすい
⑤ 売買手数料が安い
① 短期的には大きな利益は得られない
② 投資先を間違えると時間を損失
~メリット~
① 手間がかからない
単純に短期売買よりも買付・売却の回数が減るので、時間がそんなに取られません。
月1確認、月1買付作業でも十分に利益を出していくことは可能です(半年間隔でもOK)。
超短期投資のデイトレードとかだと、ずっとPCに張り付く必要があるので日中は忙しいサラリーマンなどには、不向きですね。
② 初心者にも行いやすい
インデックス投資などの長期投資方法を行えば、
初心者でも再現性良く、利益を出していくことが可能です(インデックス投資は別記事)。
この方法だと、売買タイミング見極めや投資価値概算を行う必要がもありません。
一方、短期投資だとタイミングや計算のスキルが必須になり上級者向けといえます。
③ 長期的にはリターンを得られやすい
長期投資の場合、投資先企業や企業群が営業利益を成長させれば、価値が上昇した分だけ、皆に均等分配される「プラスサムゲーム」になります。
今までの100年と同じように今後の100年も世界経済が成長したり、或いはお気に入りの企業が成長すればその恩恵に預かれます。
一方で、短期売買の場合、誰かが+1の得をすれば、誰かが-1の損失を被る「ゼロサムゲーム」です。
短期売買はパイの奪い合いなわけです
④ リスクをコントロールしやすい
長期保有で行う前提であれば、銘柄さえ間違わなければ、損失リスクは小さくなります。
例えばS&P500という投資指標は、どの期間を切り取っても、6年以上たって元の価格に戻らなかったことはありません。
長期という時間が損失回避の防波堤になってくれるのです。
⑤ 売買手数料が安い
売買の回数が減る分、相対的に購入・売却手数料を減らせます。
手数料が安い証券会社だとその差は大きくありませんが、高い会社を使っている場合、その差は大きくなります。
~デメリット~
① 短期的に大きな利益は得られない
市場の歪みをつく投資方法ではないので、すぐには利益を出しにくいです。
投資先の企業が成長してくるまでには、それなりの時間がかかります。
② 銘柄選定を間違えると機会損失が発生
投資先企業を間違えると投資した時間が無駄になってしまいます。
ある程度実績ある投資商品を選別する必要があります。
長期投資に向く金融商品
金融商品によって長期投資に向くものと向かないものがあります。
おすすめは個別株と上場投資信託(ETF)です。
・個別株
・上場投資信託(ETF)
・FX
・不動産投資
長期投資に向いてる金融商品の特徴は、「複利効果が自動で働きやすい」です。
プラスサムゲームの利点を活かすことができますので、時間が経てば経つほど資産が伸びていきやすいのです。
個別株、上場投資信託(ETF)がそうですね。
個別株は適切な企業を選別し投資すれば、1株あたりの営業利益は年々増加していく傾向にあります。
上場投資信託(ETF)に関しても「個別株のパッケージ」なので収益が安定しやすく、銘柄選定のリスクを限定しながら、きちんと複利効果が得られます。
初心者の方には特におすすめです。
※ ちなみに個別株は万能で、スキルがあれば短期投資で利益を上げることも可能です。
逆に長期投資に向かない商品は、その反対で、「複利効果が働かない商品」です。
例えば、FXですが、通貨自体は何か利益を生み出してくれる訳ではありません。
なので基本的にパイを奪い合う短期~中期売買向きです。
金利差を利用するFXのスワップに関しては、一定収入が得られるという見方もありますが、これも基本的に固定収入であり、伸びていくものではありません。
従って自動では複利効果は働かないのです。 (※自分で再投資すれば、複利効果は得られます)
もうひとつの投資商品して不動産投資がありますが、これもあまりに長すぎる投資には向きません。
不動産投資は、利益だけを考えれば、最適投資期間があり、6-10年くらいで売却するのがベストと言われています。
(※5年以下だと短期譲渡所得税という高額な税率が課されます。一方で長期過ぎると家賃下落および修繕が嵩んで投資効率が落ちていきます)
まとめ
長期投資は短期投資に比べて初心者にも取り組みやすい手法です。
特にETFなどのインデックス投資方法は、リターンが安定しやくおすすめの投資方法と言えるでしょう。
メリット・デメリットを把握して自分に合った取り組み方を見つけてください。
本記事が少しでも参考になれば幸いです。