株式投資

おすすめの安い株【2021年版】

2021年2月3日

「5万円以下で買えるおすすめの株は?」

「配当利回り・優待利回りも知りたい」

「急騰しそうなおすすめの銘柄は?」

私も投資を始めて間もない頃は、資金に乏しく、最低投資金額が30万以上の銘柄にはとても手が出ませんでした。

そこで本記事では資金力が限られた人向けにおすすめの銘柄をご紹介していきます。

投資歴12年の私が、もし仮に「今の知識のままで5万円以下の銘柄にしか投資できなかったら」という基準で選びました。

銘柄のみではなく、根拠や考え方を重視して参考にしていただけると幸いです。



※ 本記事では、「安い株=割安株」ではなく、「5万円以下で買える株」という意味で記載します。


[TOC]




優待利回りが高いおすすめの安い株

優待利回りは、自社製品を優待にしているほど、優待利回りが高くなります。

会社にとっては、多少、コスト負担が大きくても自社サービス利用を促進できれば、割に合うと考えているのでしょう。

例えば、バイク王&カンパニーという銘柄ではバイク購入割引1万円分が貰えます。

優待利回りに換算すると27%にもなります。

ただし、バイクをあまり購入しない人にとっては、あまり役立たないとも言えます。

そこで、今回は、多くの人にとって使い道の多いQUOカードを優待特典にしている企業を選定しました。

一つの参考にしてもらえると幸いです。


進学会HLD

☑クオカード利回り2.0% 配当利回り3.1%

学習塾の運営会社でクオカードの優待利回りが約2.0%あります。

現在の株価(485円)基準で最低投資額は48,500円です。

年一回1000円分のクオカードが貰えるので1,000÷48,500 = 2.0%の計算になります。

別途、現金で支給される配当利回り3.1%と合わせるとトータルは5.1%の優待・配当利回りですね。

この数字は悪くないと思います。

ただし、注意点として会社の業績がコロナ下でやや苦戦しています。

直近の1Qは、本業の営業CFがマイナスとなっていますね。

現時点では自己資本比率が71%あるのですぐに窮地に陥ることはなさそうですが、業績の推移は要チェックです。


城南進学

☑クオカード利回り1.3% 配当利回り2.5%

こちらの学習塾の運営会社です。

クオカードの優待利回り1.2%です。

現在の最低投資額40,000円に対してクオカードは500円なので進学会HLDに比べるとやや物足りない感じですね。

進学会HLD同様に自己資本比率は高めなのですが、コロナ渦でやはり事業運営に苦戦してます。


※番外編:オリックス

もし投資金額5万以下というシバりがなかったら是非ともお薦めしたいのがオリックスの株主優待です(前提を崩してすみません)。

最低投資額が約17.3万円ですが、3年保有すると年に一回1万円分のカタログギフトが貰えます。

これだけでも1÷17.3 = 5.7%の利回りです。

配当利回り4.4%と併せると配当・優待利回りは10%を超えます。

さらに別途支給される「株主カード」を提示するとホテル、レンタカー、水族館、人間ドックなどの関連施設で割引が受けられます。

しかも、オリックスは時価総額は2兆円を超える大企業であり、売上高営業利益率は10%を超えている老舗の安定企業です。

コロナ渦でもほとんど業績が落ちていません。

資金に余裕がある方は是非、検討してみてください。


配当利回りが高いおすすめの安い株

次に配当利回りが高い銘柄をご紹介します。

配当利回りがただ高いだけではなく、「安定配当の見込みがある」「会社の財務が強い」等の観点から、特にバランスが良いものを選定しました。


 

テー・オー・ダブリュー

☑配当6.1%

イベント企画などを手掛ける大手のプロモーション制作会社です。

日本の販促・イベント企画会社の中で明らかに上位の財務体質なのに、低位株でしかも配当が6%もあるのが特徴です。

特徴
・博報堂や電通が主要顧客であり、安定した取引先を確保
・業界の自己資本比率は通常20-50%が普通のところ、63%もある(財務健全性が高い)
・資本効率を示すROAは通常は10%未満の競合が多い中、10%を超えている
・コロナ下でも営業CFが+, 投資CFが−,財務CF-だった(業界調査12中4社該当)




モーニングスター

☑配当3.1%

金融情報サービス会社でSBIホールディングスの子会社です。

配当は3.1%でものすごく飛びぬけているわけではありませんが、財務体質が良好なのでお薦めしたいのがモーニングスターです。

特徴
・配当利回り3%以上の競合がいない中(大体は1%以下)、3%もある
・売上高純利益率10%を維持している競合は7社中1社しかいない
・資本効率を示すROAが10%を超えている 
 




株価急騰が狙えるおすすめの安い株

株価急騰が狙える銘柄は成長性の大きい企業の場合が多いです。

ただし、日本の上場銘柄を調査しましたが、5万円以下で(100株)買える成長性が著しい銘柄は、今現在は見つけられませんでした。

そこで今回は、コロナ後に業績回復が狙えるという観点で以下の2企業をピックアップしました。


シンクロフード

飲食店の出店・運営支援サービス会社です。

2021年度は、顧客である飲食業がコロナの影響で出店・人材採用抑制を行ったため、減収・減益になる見込みですが、コロナ下でも主力の「飲食.com」のユーザー数は順調に伸びています(飲食店の事業者・求職者の潜在需要が依然として高い)。

決算説明資料から引用

飲食店の淘汰が進んでいますが、緊急事態宣言が出されない状態に戻ったら、同社の開業・運営支援の底堅いニーズから業績は回復すると思われます。

元々の経営効率はROA10%, 営業利益率は25%程度と高く、自己資本比率も80%以上と優秀です。

直近の2Q決算も1Qに比べて売上回復傾向にあります。

2~3年保有するのを我慢できるとしたら、業績および企業評価が戻った場合の株価の伸びしろは大きいでしょう。


アイドママーケティングコミュニケーション 

小売業向けの販売促進支援会社です。

コロナ渦で顧客である小売業者の販売促進自粛による予算減によって、直近の売り上げ・利益は減少傾向にあります。

しかし、元々の経営効率はROA9%で良好な数字です。店舗型小売業の販売活動がコロナ以前に戻ったら、業績は回復すると考えられます。

デジタル広告「トクバイ」(月間1000万人使用)を運営するロコガイドと自社の店舗内電子札を組み合わる実証実験を開始しており、期待値は高いといえるでしょう。

ロコガイドとの協業が進めば、新規顧客を獲得できる可能性も高まります。


まとめ

5万円以下で買える優待利回り・配当利回りが高い銘柄、将来、株価が急騰しそうな銘柄をご紹介しました。

ご紹介した6つの内、私であれば、配当利回りが高く財務健全性が高い「テー・オー・ダブリュー」や「モーニングスター」の保有比率を上げると思います。

ただし、是非、投資する前にはご自身で納得が行くまで調べてみてください。

自分が薦めておいて何ですが、その結果、自分の考えと違っていれば、見送るのも賢明です。

投資は、企業を調べれば調べるほどリスクが下がります。

興味をもって企業分析し続けることをお薦めします。

尚、個別株の選び方は他記事でも記載してますので参考にしてみてください。

皆様の投資ライフが充実するように願っております。


-株式投資

Copyright© Kota_Site , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.