
「こどもにもわかるように株を説明してほしい」
「株はどうやったら買えるの?」
そんな株に興味をもったお子さん向けにやさしく解説していきます。
目次
株のやさしい仕組み

ひとことでいうと
株は「会社の所有権」と言えます。
つまり、株を買うということは会社のオーナー(所有者)になるということです。
たとえ1株であっても株券を購入したら、会社の一部分を所有する立派なオーナーになります。
オーナーになった人のことを株主といいます。
株のたとえ話
例えば、あなたが薬局を開業するための会社を作るとします。
開業資金は2000万円ほど必要ですが、手元には1000万円しかありません。
そこで、残りの1000万円を親に出してもらうとします。
この例だと、親が会社の半分を所有する株主となります。
ちなみにあなたは会社の残り半分を所有する株主であると同時に経営者です。
この会社で稼いだ利益は、あなたと親で半分ずつに分ける必要があります。
メリット
株主にはどんなメリットがあるのでしょうか。
基本的には会社が稼いだ利益は全て株主のものになります。
毎年、配当金という利益の一部を受け取るか、蓄えていった利益(内部留保といいます)のおかげで株価上昇が起こり、資産価値が上がります。
株価が上昇した状態で株を売れば、売却益を得ることも可能です。
ただし、売ってしまった時点で株主ではなくなり、それ以後の会社の利益を手にすることはできません。
他にも、株主であれば会社によって設定している株主優待を受けることができます。
例えばディズニーランドを運営するオリエンタルランドでは1年に一回、ワンデーパスを貰えるといった特典です。
デメリット
デメリットとして投資先企業がいつも儲けられるとは限りません。
会社が儲けられていない場合は、配当金が減ったり、将来に対する期待が減って株価が下落します。
業績低迷が続いて会社が倒産した場合は、投資資金が0になることも起こりうるのです。
また、企業が順調に稼いでいても、株が上昇してくれるとも限りません。
私も経験がありますが、もともと買った株価が価値に対して高すぎた場合は、業績が良くても、短期的に株価が下落することがあるのです(「折り込み済み」とよく言われます)。
株価はときに不合理ともいえる動きをしますので、それに対処する心構えも持っておく必要があります。
用語説明のおさらい
株・・・会社の所有権(会社をもっている証)
持ち株比率・・・全株に対する自分の保有株の割合。保有株の割合に応じて利益が分配してもらえる。
配当金・・・稼いだ利益の一部として受け取るお金。持ち株比率に応じてもらえる。
内部留保・・・稼いだお金から配当金を除いたもの(利益=配当金+内部留保)。会社に貯めておき、次の事業運営や投資に使われる。
株の買い方

買う場所
株は銀行や証券会社で買えます。でも、おすすめはネット証券会社の一択です。
銀行は購入手数料や購入維持手数料が高く、販売員も自分達の利益が多い商品を薦めてきがちなのでおすすめできません。
ネット証券ならば、購入手数料は格安かつ取り扱い銘柄数も豊富です。
SBI証券や楽天証券は銘柄数は5000種を超えています。
分析ツールが優秀なマネックス証券、クリック証券なんかもよいですね。
ネット証券口座なら口座開設手数料は無料で口座維持費用もかかりません。
購入手順
②親子で協力して証券口座開設
③投資可能金額を確認
④単元株をメインに探す
⑤購入する
①親御さんに投資を始めたい旨を相談
まずは相談してみましょう。投資を始めるには親御さんの理解が必須です。
証券口座開設にも親の同意書が必要ですしね。
中には金融投資にアレルギーをもっている親御さんもいるかもしれませんが、そういった親御さんの理解を得る方法はこちらの記事を参考にしてください。
②親子で協力して証券口座開設
楽天証券またはSBI証券を選んで未成年口座を開設しましょう。
親御さんの理解が得られれば、スムーズにいくはずです。
③投資可能金額を確認
毎月のお小遣いや貯めたお年玉からどれくらい投資に回せるのかを確認します。
※最初は余裕資金で始めることをお薦めします。
④単元株をメインに探す
基本的に株の最小購入ロットは100単位なのですが、1株が1000円の場合、10万円の投資が必要になります。
学生にはなかなかハードルが高いですね。そこで、中には1株(単元株)から購入できる株がありますので資金が少ないうちは、そういった株を選んで投資するとよいでしょう。
⑤購入する
単元株でも1000種類以上ありますが、自分が応援したくなる会社や気になる会社があったら、利益を上げているか、将来伸びそうかを調べます。
親子でその企業のサービスを体験したり、従業員や経営者の声を聞いてもよいでしょう(今は動画検索やツイッターで検索すれば調べられます)。
それを繰り返して自分が納得できる会社が見つかったら投資してみてください。
よくある質問
☑売買頻度はどれくらいがよい?
私はあまりデイトレードなどの短期売買はおすすめしません。
ゼロサムゲームになりがちなので、初心者がやると損する可能性が高いからです。
初めのうちは少なくとも1年間は保有するような気持ちで始めましょう。
逆に1年~3年の中長期保有をできないと思う銘柄はそもそも投資すべきでありません。
それほど企業を熱心に調べると損する可能性も低くなります。
例えば、あなたがユーチューバーに憧れているなら、UUUMを調べてみるのもよいでしょう。
その上で購入に納得できれば、応援するつもりで中長期で保有してみるのも手です。
☑利益がどれくらいになったら売る?
基本的には、「業績が悪くなった」、「回復見込みのない不祥事を起こした」、「よりよい株が見つかった」以外は売らなくてよいかと思います。
ただし、当初想定した株価よりも大幅に値上がった場合は、一部売却を検討するのをありかと思います。
まとめ

こども向けに株について説明しました。
株は会社の一部をもっている”あかし”です。
保有割合に応じて利益を手にすることができます。
資本主義の本質なので、正しく理解し学んでいけば、将来、経済的に豊かになる可能性が高まるでしょう。
ピケティの本で紹介されていたように労働者の賃金よりも株主の利益が伸びやすいのは、今の社会の流れです。
是非とも、会社を応援するつもりで株式投資を始めてみるとよいかと思います。
本記事が少しでも参考になれば幸いです。